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「欲望と幻想の市場-伝説の投機王リバモア」からの抜粋 |
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おれは、株価が上昇局面、下落局面で、ある種の決まった動きを見せるものだということに気がついた。類似の例に事欠かず、これらの前例は参考になった。当時、齢わずか十四歳だったが、おれは何百という例を観察して、現在の株の動きを過去の例と比較し、自らの観察の正確さを自分のなかで検証するようになっていた。ほどなくおれは価格の変動を予測するようになった。おれが見たのは、唯一、過去の動きだった。頭のなかに「予想紙」を思い描き、調子のよい銘柄を探し、その動きを観察した。そう、競馬みたいなものだ。 (相場のトレンド) 相場を――すなわちテープに記録される価格の変動を――観察する目的はただ一つ、相場のトレンド、つまり相場の方向を見つけることにある。相場は、ご存知の通り、抵抗に沿って上下する。簡単に説明すると、相場は他の万象と同様、抵抗が最も小さいところを狙って動くのだ。もし上昇への抵抗が下落への抵抗よりも小さければ価格は上がる、ということだ。 (最弱抵抗線) 実際に相場に参加してみれば、おれの言ったように取引した場合、ある市場の引けから次の寄付までの間にもたらされた重要なニュースが、通常、最弱抵抗線の流れに沿っているということに気がつくだろう。すなわち、相場のトレンドはそうした情報が伝わる前に確立されているものであり、強気相場では、強気の情報は誇張され、弱気の情報は過小評価されて伝えられるものなのだ。その逆も然りだ。大戦が勃発するまでは、相場は極めて弱気だった。そこへドイツが無制限潜水艦作戦を宣言した。当時、おれは15万株を空売りしていたが、それはおれがこのニュースを事前に知っていたからではなく、ただ最弱抵抗線に従っていただけなのだ。おれにとっては、マーケット外の要素は不測の事態、晴天の霹靂だった。もちろん、おれはこの状況を利用し、その日のうちに空売りをカバーした。 (恐怖と希望という感情はいつの時代でも不変) 一方、人間性に関する要因を過去の例に学ぶことには大いに意味がある。すなわち、信じたいと当人が思っていることを信じる性質とか、いかに簡単に自分の欲望や不注意に影響されるか、といったことだ。恐怖と希望という感情はいつの時代でも不変であり、だからこそ投機家の心理を研究するのが昔も今も重要なのだ。ニューヨーク証券取引所を戦場にたとえるなら、武器は変われど戦術は変わらず、とでも言えるだろうか。これを端的に示しているのがトーマス・F・ウッドロックの次の言葉である。「株式投機を成功させるための法則は、まず、人々がかつて犯したと同じ過ちをこれからも犯し続けるという前提のもとに成り立っている」 ※ ( )内タイトルは勝手につけました。
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| 鉄 太 郎 の ナ ル ホ ド と 納 得 |
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<株式投資を成功させるための法則>
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