NO.8
書  名 マーケットの魔術師
(米トップトレーダーが語る成功の秘訣)
[株式編]
著者/訳者 ジャック・D・シュワッガー/増沢浩一
発行所パンローリング
価  格2,800円
 
 
 

「マーケットの魔術師[株式編]」からの抜粋


 



スチュアート・ウォールトン

  辛抱強く――好機を待て
  ・自分の考えで、自分のスタイルでトレードする。
  ・衝動でトレードをしない、特に他人のアドバイスには頼らない
  ・一つの出来事や一つの銘柄に対して、リスクを取りすぎない
  ・常に焦点を定めること(特にマーケットが動いているとき)
  ・反応するのではなく、予測する
  ・マーケットに聞け(それ以外の意見は聞くな)
  ・トレードを通しで考える(新規取引の前に、仕切り・損切りのレベルを決めておく)
  ・ポジションに確信が持てないのなら、そのポジションはすぐに処理する
  ・マーケットの総意とは反対の方向でトレードするよう、自分を追い込め
  ・トレードのパターンを認識する
  ・明日よりも先を読め(六ヶ月後、一年後の展望を持て)
  ・ファンダメンタルズに先行して株価は動く
  ・データにマーケットが反応しないのなら、要注意
  ・柔軟に(自分が間違っていたら、素直に認める)
  ・間違うことは多い(勝ち銘柄・負け銘柄を素早く見分けろ)
  ・毎日は前日の終値から始まる(自分の買い入れ価格は関係ない)
  ・ナンピンするのは容易だ(でもそれは、常に間違いである)
  ・極度の弱気で買い、極度の強気で売る(そこに自分を追い込め)
  ・集中を妨げるものは遠ざけろ
  ・常に自信をもつ(好機は次々とやってくる)


マーク・D・クック

   「希望」という言葉を絶対に自分の辞書に入れないこと。これは私が知っている中で最悪の言葉です。「このポジションが戻ってくれば」と思ったら、すぐポジションを減らすことです。


 トレードで食べていこうと思っているなら、他の商売と同じように情熱を持ち、計画を練ること。ビジネスを始めようとして、銀行へ行ってにっこり微笑み、20万ドル貸してくれと言って、「あなたの笑顔は素敵です。さあ、おカネをどうぞ」って貸してくれると思いますか?私は思いません。必要なのは確固たるビジネスプランです。問題は、ほとんどの人がちゃんとした計画なしにトレーディングを始めることです。


マーク・ミネルヴィニ

  みんな最良の仕掛け(エントリー)戦略を見つけだそうとしてあまりに多くの時間を使ってしまい、マネー・マネジメントには十分な時間を費やさない。相対力が高い(過去のある数ヵ月間において、マーケット平均を上回る値動きを見せた)上位200銘柄を選び、これらの社名をダーツの的に張りつけたとしましょう。それから毎日、的にめがけて三本ずつ矢を投げて、矢が当たった銘柄を毎日買うわけです。選んだ株が下がるたびに、例えば購入価格から10%下がったら、すぐさま売る。この方法を守れば、儲けられると断言できますよ。なぜって、選んだ株の中には大きく上昇する銘柄が含まれている可能性が高いし、きっちり損切りもしているからです。


  ぼくの運用成績が一変したのは、正しい判断をどれだけ数多く下せるかということではなく、勝てるトレードで得る利益をどれだけ膨らませ、負けるときにどれだけ損を抑えられるかということの方が重要だということを理解したときからです。平均すると勝率は五〇%にすぎないけれど、判断を誤ったことで被る損失よりも、正しかったときに上げる利益の方がかなり多いですよ。


  なんといっても第一に、自分が常に過ちを犯すのだということを肝に銘じることですね。過ちを悲惨なものにしないための唯一の方法は、まだ額が小さいうちに損切りして、次に進むしかありません。
  それと自分の性格にあった投資スタイルを確立することに意識を集中すること。これには一生かかります。たいていの人は学習の途中で耐えられなくなる。難しく感じたり、自分の戦略が予想どおりの結果を生まないと、彼らはすぐに何か別の方法を探そうとする。結果、たった一つの方法論を完璧にマスターするのではなく、いろんな方法を少しずつ身につけて終ることになります。実際、優れた戦略を一つ確立するには莫大な時間がかかる。それまで、うまくいかない時期を耐え抜かなければならない。皮肉なことに、この期間が最も価値ある情報をもたらしてくれるものなのです。


 普通の考え方は、トレードには向いていません。だから、トレーダーとして成功するには、普通じゃないことをするという姿勢が重要です。自分の直感とは反対を張れと多くのトレーダーが言っているでしょう。つまり、あるポジションについて良いと感じたら売り、ひどいと感じたらもっと買えって。トレードを始めて間もないころはこれでいいんだけど、普通じゃないことをやり続けていると、どこかの時点で熟練する。そうなるとあなたの直感は正しくなってくる。良いと感じたら長く持つべきだし、だめだと感じたら売るべきだ。そこがトレーダーとしての力量がついたかどうかを見極めるポイントになりますね。


 規律でしょう。僕以上に厳格に規律を守っている人はいないと思いますから。トレードを始めるにあたっては、考え得るあらゆるシナリオに対する対応策を練っておく。例外が思いつかないほどにね。例外が起きたとしても、それに対処できるプランも持っていると思います。



スティーブ・レスカルボー

 行動と遂行を混同しないことです。私が考える初心者に共通するミスの一つとは、自分が何をやっているのかを本当の意味で理解しない前にトレードを始めてしまうことです。彼らは活発に行動を起こしていても、何も遂行していないのです。私が実際の売買に費やす時間はほんのわずかです。99%以上の時間は、コンピューターを使った調査に費やしています。


マイケル・マスターズ

 いかなる投資家にとっても、トレード哲学を書き出すことは計り知れないほど価値ある行為であると、私は信じています。トレードのアイデアを文字にすることが、自分の思考過程を明確にするのに役立ちます。自分の投資哲学を文字にするため、昔はよく週末は図書館に通っていました。自分がどんなカタリストを探しているのか、どうしてそれらが株価に影響を与えると考えるのか、異なる価格の反応をそれぞれどう解釈するのかを文字にしようとしていました。トレード哲学を書き出したノートは五〇〇ページを超えています。率直に言って、それは実に骨の折れる単調な作業でした。でも、その過程は売買手法の向上にとって非常に貴重なものです。

 
 
 
鉄 太 郎 の ナ ル ホ ド と 納 得
 


                 こつこつと努力することを決意しよう !