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最近、「ビッグバンを本気でやったら、アメリカに金融占領される」とか「ビッグバンは恐慌だ!」といった声が聞かれる。私に言わせれば、こうした意見は幕末の攘夷論のようなものだ。その後、日本が発展したのは開国したからではないか。
ついでに言わせてもらえば、日本が戦後、発展を遂げることができたのは、戦争に負けたからだ。ビッグバンで日本の金融機関が外銀に圧倒され、あたかも金融占領されたような様相を呈したとしても、私はそれでいいと思う。勘違いしないでもらいたいが、外銀が勝つ理由は「強いから」ではない。「役に立つ」からだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 中略 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本の銀行は、「不動産本位制」のもとで、土地を担保に差し出す能力がある者にだけ、カネを貸し付けてきた。つまり、銀行という看板を掲げていても、実態は不動産を担保に差し出せばカネを貸す巨大な「質屋」だったのだ。
こんな単純なことばかりしていたので、日本の銀行は脳が退化してしまった。アルツハイマーにかかったボケ老人は20年前、30年前にやった仕事の動作を、何時間も繰り返す。それと同様に、日本の銀行も相変わらず不動産を担保にとってカネを貸す「不動産質屋」の仕事をやり続けている。
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