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「売りのテクニック」からの抜粋 |
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T証券のMというセールスマンは「売り」注文しか取らないので有名で、あのバブルの大きな上げ相場の時でも売りのお客しかとらず、売りしかやらない。
『葉隠(はがくれ)』の有名な言葉「武士道は死ぬことと見つけたり」をもじって言えば(『相場師スクーリング』の中の秋山素男氏も言っている) (控えめに、そして時間を味方につけろ) 相場における控えめに≠ニいうのはむしろ余裕を持ってやったほうが資産を増やす上で得策だ≠ニ言う積極的な意味であり、相場の知恵、相場のコツなのである。私流にいえば、控えめに、そして時間を味方につけろ≠ニいったところである。先人の成功者も同じ事を言いたいのではないかと考えるが、こればかりは確認しようがない。 (売りの利はやさしく単純な多大なもの) 売って出る場合はエッキスではない。すでに高い相場がある。そこまでの相場の歩みがある。それを矯めて(矯める=広辞林1252頁の同語7の頁参照)ワン・エンド・オンリーあるいはそれに甚だ近いところを、チャンスとしてとらえることができるわけだ。どの株についてもとらえることが可能だとはいわないが、どの株についても、その時々なりにそれがあることは確実であり、ある数種なり十種なりについては、各種の検討と修練と勇断とによってとらえることが、可能になる。しかもそれをとらえ得た場合は、あとの勝負はきわめて早いか、きわめて楽勝する。楽勝するには多少の時を要するが、時を要するほど大差をつけるものでもある。更に、買って出る場合は、道中が長く険呑であるばかりでなく順序先後の選択がむずかしいが、売って出て勝つには、道中が容易で且つ、順序先後もなく潰走千里を追うの場合が多い。そこに、買いの利はむずかしく多岐で薄少で、売りの利はやさしく単純な多大なものがある。株式投機では、このように売りに安全度と興味が多い。極言するならば、投機とは売りなり、くらいに考えてしまってもよいものだ。 (ヘッジ、保険つなぎ) 「一方の銘柄を買う(と同時に)、他の銘柄を売る(ヘッジ。保険つなぎ)ならば、利益は少ないが安全で、ただしLTCMのようにあまりに効率を高めようと無理しなければよいのだ。そのうえ、上がるか下がるかの当てものの危険性がなく、両銘柄間の差(サヤ)が異常になったとき正常に戻る必然性を利用するのだから、安全であるとともになかなか知的な作業ではないだろうか」 (新しい型の相場師) パソコンを使うなら、いろいろな指標やオシレーターを使わず、数学的に合理的な確率の高いやり方のみに限定し、あとはその生かし方と売買の場合に確率の高さを殺すことのないような手法をとればよい、ということもわかるだろう。
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| 鉄 太 郎 の ナ ル ホ ド と 納 得 |
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