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「ツキの法則」からの抜粋 |
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統計において「充分多くの回数プレイしたときに、期待値はX%である」という言い方をするとき、この「充分多くの回数」は一義的には決められない。賭け方や金額、その他の要因により変化する。少なくとも100回や200回では不充分で、通常1,000回以上でなければならない。競馬でたかだか一年や二年、トータルの収支がプラスで勝ちつづけたからといって、私のシステム(必勝法)は完璧だ、とするには全然足りないのである。何度も繰り返して言うが、システムの持つ潜在的マイナスが表面化しない間は、そのシステムがうまく働いていて完璧な必勝法であるように見えるものなのである。 (大数の法則) ひとつひとつの事象や、短期間での一連の事象においては、どんなに不思議と思われることが起こりえたとしても、充分に大きな回数行なわれる事象においては、より理論上正確な予想値に収束してゆく>とする「大数の法則」は、残念ながらギャンブルの世界において、疑いなく成立する絶対の法則である。このことは私自身の学者としての名に賭けて保証できる。 (早く確実に負ける金額設定) 要するに「早く確実に負ける金額設定」とは、なるべく少しずつ多くの回数勝とうとする心理と同一のベクトルを持つものなのである。しかし少しずつ多くの回数を勝ったあと、一度に大きく負けるプレイヤーは、単に統計学上の負けコースに入り込んでいるだけでなく、心理学的にも負けたときのショックが大きすぎる。逆に少しずつの負けを続けて、たまに大勝ちする方が、少なくともギャンブルの醍醐味は味わうことができる。 (最後に大きく賭けるやり方) 最初少しずつ賭けていて、最後に大きく賭けるやり方は、これまでの議論から見て、大きな勝利を手にする可能性の高い賭け方であることがおわかりいただけるものと思う。 (「セルフ胴元ボックス」のススメ ) そこで、<競馬はしたいが損はしたくない>という人に筆者が勧めるひとつの方法がある。それは自分で自分の馬券を「飲む」ことである。私はこれを「セルフ胴元ボックス」と呼んでいる。 (宝くじで一等に当たる確率 ) 0、0000004(250万分の1)という数字は日本の宝くじで一等に当たる確率である。通常の人間にはこの数字は小さすぎて、「めったに起こらない」という感覚であるにすぎない。同じくめったに起こらないこと(例えば「落雷で死亡する」)との確率上の区別はない。ちなみに数学者デュードニーによると、アメリカの事例であるが、本人が落雷で一年以内に死ぬ確率は約100万分の1であり、日本のジャンボ宝くじの一枚が一等に当たるより2.5倍もありうることである(デュードニーA.K.『眠れぬ夜のグーゴル』アスキー、1997)。 (級数の威力 ) 級数というものは恐ろしいものである。例えば次のような問題を考えてほしい。 (勝ったお金の一部を確実に残すノウハウ) 勝っているときにやめるべきタイミングはわからない。しかし勝ったお金の一部を確実に残すノウハウはある。それが筆者の勧める「ギル」(握り込み)という行為である。これは要するにプラスのときに一定割合を貯金するだけのことで、「握り込む」という言葉が縮まって「ギル」という言葉になったようである。 (ツキ) 本書において「ツキ」とは客観的に統計上のゆらぎであることを説明してきた。あなたがギャンブルと賢く向き合うとき、あなたはそのゆらぎを最大限有効に利用することができるのである。
※ ( )内タイトルは勝手につけました。
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| 鉄 太 郎 の ナ ル ホ ド と 納 得 |
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投資を含めたギャンブルは、十分な回数を行った時、想定できる確率に収束する。
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