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株式市場で、一般投資家の9割が負け組みというのは定説となっています。 10年以上の長期に渡って勝ちつづけている一般投資家は、もっと少ないに違いありません。この市場で勝ち残るには、並みの努力、常識的知識では不可能と肝に銘じて
「十分な準備によって勝てると確信が持てるまでは株式売買はしない」 と誓って研究を続けてきました。
私が最初に取り組んだのが、株式関係の書籍を片っ端から読み漁ることでした。およそ150冊近い本を読んだでしょうか。その成果の1つとして、株式市場には、一般的に正しいと思われている概念が、実は正しくないというケースが沢山あることが分ってきました。一例を上げると次の通りです。
□著名な経済評論家、株式評論家、アナリストの解説
過去の分析は参考になるが、明日の相場が上がるかどうかを教えては
くれない。
□証券会社のとっておき情報
一般投資家に廻ってきたときには、賞味期限がとっくにきれている。
□ファンダメンタル分析、テクニカル指標、チャート
如何に研究しても相場の上げ下げを正確に予測出来るようにはなら
ない。
□相場の予測の精度を上げれば勝てる
継続的に勝ちつづけている投資家は、相場の上げ下げを当てることによ
って勝っているのではなく、相場の変動を利用して、仕掛け/損切り/
手仕舞いのタイミングと資金ポジションを上手くコントロールすることによ
って勝ちつづけている。
□信用取引、先物取引は、レバレッジが効いて危険
一般投資家は、信用取引、先物取引に手を出すべきでないと言われて
いるが、危険なのは、信用取引、先物取引ではなく、投資家のリスク管
理マインドの欠如である。
運命的出会いといえばオーバーかもしれませんが、ラリー・ウィリアムズの「相場で儲ける法」は、株式売買研究の方向性を与えてくれた重要な本となりました。彼の主張は、「如何なる売買手法も確率で表現できないものは採用しない」というもので、あいまいさ、主観的判断を一切排除しています。この考えに大いに同感し、確率に基づいた売買を極めることを目標として定めました。
確率の研究の第一弾として、「ランダムに作成した株価の動きに対して、継続的に勝つための条件」をシミュレーションで検証しました。又、当たる確率(50%、55%、60%、65%の4通り)とリスク(投資資金の20%、40%、60%の3通り)の各々について資金が倍増する確率、撤退となる確率をシミュレーションしました。詳細は、「相場の確率の研究」を参照してください。確率の研究の第二弾は、「確率に裏打ちされた勝ちパターン」を発見することを目的として実施しました。現時点では、3つの勝ちパターンを紹介しています。
マーケットの魔術師シリーズに登場する何人かのトレーダーが指摘していますが、例え、素晴らしい勝ちパターンを持っていたとしても、それを使いつづけることの出来る投資家はほとんどいません。素晴らしい勝ちパターンも連続して何回も負け続けることがあって、そのドローダウンに耐えきれず、投資家は次の素晴らしい勝ちパターンを捜す旅にでるのです。又、資金管理、リスク管理を意識していない投資家は、儲ける前に破産してしまいます。マーケットで勝ち続けるためには、以下の内容を含んだ総合力が必要です。
1.投資哲学/基本方針/撤退ルール
・売買システムの大枠を定義する
2.自己規制ルール
・欲望、恐怖、気まぐれなどの感情から売買ルールを守る
3.資金管理ルール
・有限の資金を破産から守る
4.リスク管理ルール
・連続するストップ安などの思いもかけない相場の動きから
投資資金を守る
5.売買ルール
・確率に裏打ちされた仕掛け、損切り、手仕舞いの方法
6.損益管理ルール
・正確な損益の把握と利益処分計画を明確にする
7.上記1.から6.を含んだシステム売買の仕組み
鉄太郎の株式売買研究では、研究の成果を余すことなく公開していきます。
当初は未熟な内容と思いますが、実践を通じて充実させていくつもりですので、宜しくお付き合いの程、お願い申し上げます。
2003年1月10日
鉄太郎
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