3.日経225先物と日経平均株価指数のGAP研究  
                     
                     
  1.GAP(当日始値ー前日終値)の大きさ  
                単位:円    
      日経225先物 日経平均株価指数    
    年度 GAP-UP GAP-DOWN 絶対値平均 GAP-UP GAP-DOWN 絶対値平均    
    1994年 109 -96 102 46 -37 42    
    1995年 103 -80 91 32 -24 28    
    1996年 93 -86 90 38 -30 34    
    1997年 108 -121 115 42 -42 42    
    1998年 122 -92 107 55 -49 52    
    1999年 109 -73 91 39 -26 32    
    2000年 124 -111 118 46 -37 42    
    2001年 117 -100 108 64 -59 61    
    2002年 93 -76 84 61 -57 59    
    合計 108 -93 101 47 -41 44    
                     
                     
    ★先物のGAPの大きさは、株価指数GAPの大きさの約2.3倍である。  
       ⇒ 先物は、前日大引けから当日寄り付きに掛けて思惑が広がり大きくGAPを  
          開けると推定できる。  
          一方、株価指数は225種類の平均株価であるから、各銘柄の思惑によって  
         相殺され、結果として、GAPは小さくなると推定される。  
                     
    ★94年、95年、99年を除いて、株価は年初から年末に掛けて下がっているにも関わらず、  
      先物も株価指数も97年を除いて夜間は、DOWN金額よりUP金額のほうが大きい。  
       ⇒ ここ9年の日経225先物は、夜に上がるパターンとなっている。  
                     
                     
  2.GAPの方向(上、下)と当日の値動きの方向との連動性  
                     
    [説明] 同方向  : GAPを開けた方向に当日の終値が納まる。  
                  ・GAPがプラスのとき、当日終値ー当日始値がプラス  
                  ・GAPがマイナスのとき、当日終値ー当日始値がマイナス  
                     
          反対方向: GAPを開けた反対方向に終値が納まる。  
                  ・GAPがプラスのとき、当日終値ー当日始値がマイナス  
                  ・GAPがマイナスのとき、当日終値ー当日始値がプラス  
                     
      【日経225先物】            
      年度 件数 割合      
      同方向 反対方向 同方向 反対方向      
      1994年 109 135 44.7% 55.3%      
      1995年 122 127 49.0% 51.0%      
      1996年 125 122 50.6% 49.4%      
      1997年 136 109 55.5% 44.5%      
      1998年 123 124 49.8% 50.2%      
      1999年 126 119 51.4% 48.6%      
      2000年 126 122 50.8% 49.2%      
      2001年 124 122 50.4% 49.6%      
      2002年 129 117 52.4% 47.6%      
      平均 1,120 1,097 50.5% 49.5%      
                     
    ★先物の場合は、GAPの方向に当日の値動きが動く可能性と、GAPと反対の方向に当日の  
      値動きが動く可能性はフィフティ・フィフティである。  
      即ち、先物のGAPは、当日の値動きを教えてくれる指標にはならない。  
                     
      【日経平均株価指数】          
      年度 件数 割合      
      同方向 反対方向 同方向 反対方向      
      1994年 152 92 62.3% 37.7%      
      1995年 152 97 61.0% 39.0%      
      1996年 142 105 57.5% 42.5%      
      1997年 155 90 63.3% 36.7%      
      1998年 150 97 60.7% 39.3%      
      1999年 149 96 60.8% 39.2%      
      2000年 160 88 64.5% 35.5%      
      2001年 145 101 58.9% 41.1%      
      2002年 144 102 58.5% 41.5%      
      平均 1,349 868 60.8% 39.2%      
                     
      ★一方、株価指数の場合は、GAPの方向に当日の値動きが動く確率は61%であり、  
        GAPの方向がかなり素直に当日の値動きの方向を指し示しているといえる。  
                     
                     
  3.当日の値動きの方向(上、下)と翌日GAPの方向との連動性  
                     
    [説明] 同方向  : 当日の終値の方向に翌日のGAPが発生する。  
                  ・当日終値ー当日始値がプラスの時、翌日GAPがプラス  
                  ・当日終値ー当日始値がマイナスの時、翌日GAPがマイナス  
          反対方向 : 当日の終値と反対の方向にGAPが発生する。  
                  ・当日終値ー当日始値がプラスの時、翌日GAPがマイナス  
                  ・当日終値ー当日始値がマイナスの時、翌日GAPがプラス  
                     
      【日経225先物】            
      年度 件数 割合      
      同方向 反対方向 同方向 反対方向      
      1994年 122 122 50.0% 50.0%      
      1995年 120 129 48.2% 51.8%      
      1996年 106 141 42.9% 57.1%      
      1997年 111 134 45.3% 54.7%      
      1998年 120 127 48.6% 51.4%      
      1999年 111 134 45.3% 54.7%      
      2000年 108 140 43.5% 56.5%      
      2001年 114 132 46.3% 53.7%      
      2002年 125 121 50.8% 49.2%      
      平均 1,037 1,180 46.8% 53.2%      
                     
    ★先物の場合は、当日の値動きの方向と逆の方向にGAPが動く可能性が約53%である。  
     確かな指標とはならないが、翌日GAPは当日の値動きと逆に動く可能性が若干あると  
     いう認識は持てる。  
                     
      【日経平均株価指数】          
      年度 件数 割合      
      同方向 反対方向 同方向 反対方向      
      1994年 110 134 45.1% 54.9%      
      1995年 125 124 50.2% 49.8%      
      1996年 129 118 52.2% 47.8%      
      1997年 120 125 49.0% 51.0%      
      1998年 127 120 51.4% 48.6%      
      1999年 116 129 47.3% 52.7%      
      2000年 120 128 48.4% 51.6%      
      2001年 117 129 47.6% 52.4%      
      2002年 132 114 53.7% 46.3%      
      平均 1,096 1,121 49.4% 50.6%      
                     
    ★株価指数の場合は、同方向に動く確率と反対方向に動く確率がほぼ同じであるから指標  
      としては全く役に立たない。