第一章 勝ち組投資家の心構え




  
 
       「相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、
                  楽観と共に成熟し、幸福と陶酔のうちに終わる」


                                       (ウォール街の格言)





  1.オンライントレードと株式売買手数料の自由化が
                        一般投資家に道を開いた

 

  昨年まで、年に4〜5回ジャンボ宝くじを買っていました。万が一、1億円当たれば、家のローンを返して、海外旅行に行って、エトセトラ、エトセトラ、と夢を追いかけていたのです。しかし、高額賞金が当たる確率を計算してみてがっかりしました。3000円投資して、5千万円以上当たる確率は百万分の6、おまけに公的控除率(テラ銭)が54%で、配当に廻される金額は46%なのです。これが分かってから、宝くじは一切買わないことにしました。 ちなみに日本人(私)が、1年の間に交通事故で死亡する確率は1万分の1弱です。

  ところで、競輪・競馬・競艇のテラ銭はいくらかご存知でしょうか。約25%です。宝くじと比較するとずいぶん少ないように感じますが、このテラ銭の基で、勝ちつづけることは至難の技です。競馬評論家の予想に基づく1年間の期待値(総配当額÷総投資額)が、1.0を上回った競馬評論家は、1人もいなかったという記事を読んだことがあります。競馬の神様と言われた評論家も1.0を下回ったのです。推測ですが、テラ銭がZEROであれば、何割かの評論家は、1.0を上回っていたことでしょう。それ程、テラ銭の重みは大きいのです。

  株式売買手数料は、1999年10月の完全自由化からオンライントレードの普及も重なって劇的に安くなりました。月間定額制の証券会社を選択したとすると、月間数十回の取引を行なうのであれば、各取引における手数料は無視出来るほど小さくなりました。そのおかげで、株式売買はほとんどテラ銭のいらないゲームとなったといえます。又、オンライントレードの普及は、個人投資家に多大な恩恵をもたらしました。

  □証券会社の営業マンの意見を聞かなくて済むようになった。
  □ホームページから有益な株価の調査・分析に関する情報を取れるように
    なった。
  □自宅でリアルタイムに株価をウオッチできるようになった。
  □売買注文をリアルタイムに行なえ、執行結果が直ぐに確認できるように
    なった。
  □その結果、リアルタイム株価と執行した株価の差異が少なくなった。
  □夜間注文が可能となった。

  最近、個人投資家によるデイトレーディングが急速に拡大していますが、この現象も株式売買手数料の大幅な値下げとオンライントレードの普及によるものであることは間違いありません。一昔前までは、デイトレーディングを試みても手数料に負けて決して勝てなかったのです。又、損切りも手数料の高さゆえに多用することができなかったのです。含み損を持たないデイトレーディングと徹底した損切りを活用することによって、一般投資家の陥りやすい株の塩漬け、暴落による損失を避けることができます。