(第一章 勝ち組投資家の心構え)



  6.実際の株式売買と株式シミュレーションは天と地ほどの違いがある

 


  多くの証券会社が、株式売買のシミュレーションゲームをインターネット上で提供しています。あなたは、1億円の元手をもとに3ケ月間売買を繰り返し、儲けるか、損するかのシミュレーションを行なうことが出きます。現実世界の銘柄をその時の株価で売買できるのです。

  一見すると素晴らしいシステムも、あなたの株式売買入門の練習台としてはふさわしくありません。失っても何のいたみも伴なわない仮想通貨で売買しているわけですから、究極の判断をせまられるという事態は発生のしようもないのです。練習のためであれば、ミニ株又はポケット株を対象に現実世界で売買を行なうべきです。

  シミュレーションゲームは、実際の売買の成果を予測させるものでは無いことは分かって頂けたと思いますが、自分で構築した売買の仕組みも同様の危険性を抱えています。机上では辛抱できたことも、実際の売買の世界では辛抱出来ず、自分のルールを破ってしまうことがあるのです。場合によっては、現実の世界では損失を容認できない場合もあるのです。

  あなたが、勝ちパターンを組み込んだ売買の仕組み、リスク管理、セルフコントロールを含んだトータルシステムを構築したとすると次に行なわなければならないのは、あなたのトータルシステムが現実世界の株式売買で本当に機能するかどうかを確かめることです。この時は、できるだけ小さな金額で行い、トータルシステムが本物の株式市場で機能するまで調整することが必要です。現実売買の世界で例外が発生するようであれば、そのシステムは調整しなければなりません。