第三章 勝ち組投資家の研究課題



  
 
         「十分な知識によって、心の平静と自信を身につけること」

                                     (ウォーレン・バフェット)



 

  勝ち組投資家になる為の心構え、戦略は、前章までに述べましたが、戦術、戦法に入る前にやるべきことがあります。株式売買の基本的知識・技術の習得です。自らの力を蓄え、敵を研究することによって戦で勝つことができます。相場の格言、相場関係の書物、パソコンの活用(株式売買シミュレーション)、相場の確率および確率に裏打ちされた勝ちパターン、等々を十分に研究した上で、次のステップに進みましょう。
  この章を読み終えた段階で、次に進むことは一旦止めて、独自に研究されることをお勧めします。

 


  1.相場の格言、相場関係書物の研究

 

  現代の文明は先人の発明と創意工夫の成果物から成り立っています。株式売買において先人の教えを無視して売買を行なうことは、古代人が道具を持たずに狩猟をするに等しいと思います。人の短い一生で得られるものは少ないので、先人が積み重ねてきた成果をベースに自らの研究の成果を追加することで、新しい世界が開けてくるに違いありません。

  1冊の本、1個の格言の中には、先人が傷つき、辛苦を重ねて得た知恵と工夫がつまっています。この貴重な経験とノウハウを吸収することなく、株式売買を行なうことは、地図も磁石も十分な装備ももたず、又、登山の技術を身に着けずに険しい山に登るに等しいのです。天気が良くて、元気な内は、明媚な風景に心も踊り、足も進むに違いありません。しかし、ひとたび天候が急変すると目的地も見えなくなり、分かれ道ではどちらに進むのが正しいのか分らなくなります。更に天候が悪化すると体温の低下を招き、遭難する恐れもでてきます。

  登山であれば、天気予報を十分に検討して山に入れば、危険性は低くなりますが、相場の世界の天気予報は、ほとんど当てになりません。せいぜい地震予報程度の信頼性しかないと心得ておいたほうが良いくらいです。険しい山より更に危険性の高い相場の山塊を征服するには十分な研究とトレーニングが必須です。

  相場関係の本の単価は、平均するとおよそ3千円なので100冊買っても30万円です。300万円の株を10%で損切りすると同じく30万円です。この比較によって、本に投資する価値を分かっていただけるかと思います。私の場合でいうと、ある本は金額で換算できない価値をもっています。以下に私が3回以上読んだ本を上げておきます。参考にしてください。

 【注意】 下段を参照した場合は、ブラウザの「戻る」ボタンを利用して
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   ☆世紀の相場師 ジェシー・リバモア  
                     リチャード・スミッテン/ 藤本 直
   ☆ラリー・ウィリアムズの相場で儲ける法
                     ラリー・ウィリアムズ/林則行・林康史
   ☆投資苑           
                     アレキサンダー・エルダー/福井 強
   ☆生き残りのディーリング
                     矢口 新
   ☆素人でもできる勝つための投資術
                     新井 邦宏
   ☆魔術師たちの心理学  
                     バン・K・タープ/柳谷 雅之
   ☆ゾーン
                     マーク・ダグラス/世良敬明
   ☆相場の心理学
                     ラース・トゥヴェーデ/赤羽 隆夫
   ☆マーケットの魔術師    
                     ジャック・D・シュワッガー/横山 直樹
   ☆新マーケットの魔術師            
                     ジャック・D・シュワッガー/清水 昭男
   ☆マーケットの魔術師「株式編]        
                     ジャック・D・シュワッガー/増沢浩一