(第三章 勝ち組投資家の研究課題)



  5.確率に裏打ちされた勝ちパターンの研究

 

  相場をやる人で、儲けたくないと思ってやっている人はいないと思いますが、儲かるのか儲からないのか、分からないでやっている人は多いのではないでしょうか。ファンダメンタル分析、テクニカル分析を十分に研究して、この株は上がるに違いないと信じて株を購入しても、儲かることが分かっていることにはなりません。当たる時もあるでしょうが、当たらないときもあります。当たる回数の方が上回ることもあると思いますが、継続的に利益を出し続けることは難しいでしょう。何故なら、株価は隠れた事実、投資家の勝手な思惑、突発的な事件などによっても動きますから、理論を如何に積み重ねても、株価の動きを正確に予測することは出来ないのです。

  人には、「無くて七癖」と言われるくらい必ず癖があるものですが、相場にも太古の昔から未来永劫消えない癖があります。
  ☆上がり始めた相場は上がり続ける可能性が高い。下がり始めた相場は
    下がり続ける可能性が高い。
  ☆上がった相場は下がる。バブルは必ずはじける。
これらの癖は、投資家のもっと儲けたいという強欲な感情とお金が無くなると生活できなくなるという恐怖心に根ざしていますから、投資家の世代が代わろうが、変わることはありません。これらの癖を利用することにより、銘柄が変わっても、時代が変わっても有効な勝ちパターンを発見することが出来ます。

  ところで、株式投資で100%確実な投資方法があるといっても信じてもらえないでしょうが、実はあるのです。
  □年間の最大許容損失額(リスクマネー)を総投資額の20%に定める。
  □総投資額に対する年間平均利益が30%以上で、5年の内4年は利益が
    プラスのトレードパターンを利用する。
  □累計損失がリスクマネーに達すると当該年度は終わりとする。
  □上記方法を5年繰り返すと投資資金は、確実に増加している。
総投資額に対する年間平均利益が30%以上で、5年の内4年は利益がプラスのパターンなんて、見つけられるわけは無いという方は、「確率に裏打ちされた勝ちパターンの研究」を参照してください。取り上げたパターンのほとんどについて、年間平均利益は30%を超えていることが分かると思います。

  勝ちパターンは、本にも沢山紹介されていますし、自分で見つけることも容易です。しかし、それを使いこなして利益を上げ続けることは簡単なことではありません。人間の心はとても弱くできていて、しばらく儲からない日が続くともっと良いパターンがあるのではないかと思ったり、コンスタントに儲かっていても儲けの少なさに物足らなくなったり、うんと儲かると相場は分かった気になりルールを曲げたり等して、勝ちパターンを一貫することはとても難しいのです。勝ちパターンは1つでよいのです。それを過去の相場で検証し、心底納得した上で使うことが大事です。一貫してこそ、確率(期待値)が活きてくるのです。